ランタナ

ランタナは、多数の小花からなる花序を半円状につけます。

一つ一つの花は数ミリ程度で、蕾はまるで小さな小さなリボンです。

夏の初めから秋頃まで咲き続けます。

 

ランタナ

 

このランタナ、実に繁殖力が旺盛で、生態系や人間活動への影響が大きいとされ

国際自然保護連合によって「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定されています。

 

また、日本でも「生態系に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」に指定されています。

これは、外来種の関心と理解を深め、対策を推進することを目的としています。

栽培を法的に規制しているわけではありません。

 

ランタナは、南アフリカ原産で暑さに強く、乾燥や寒さにも比較的強いため、日当たりの良い場所に地植えすると非常に大きな株に成長します。特に水やりやお手入れをしなくても、株が巨大化していくのです。

 

ランタナ

 

街なかで見かけるこのような姿で、繁殖力の強さを窺い知ることができます。

 

 

こちらは小さな葉を這うように伸ばす「コバノランタナ」。

コバノランタナも繁殖力が非常に強いです。

 

コバノランタナ

 

 

コバノランタナ

 

ランタナを育てる場合は、お庭や鉢植えなど自身の管理できる範囲内で楽しむに留めましょう。

管理外に広げないような注意が必要です。

 

 

 

ランタナ 花言葉:心変わり

 

 

アガパンサス

アガパンサス

 

スッとまっすぐ伸びた40〜60センチ程度の茎の先端に、いくつもの花を放射状につけます。

葉は細長く、茎の根元から茎を取り巻くようにたくさん茂らせます。

 

アガパンサス

 

ぷっくりとした蕾。次々に開花します。

1つ1つの小さな花は、ゆりに似たラッパ型をしています。

 

アガパンサス

 

 

 

アガパンサス

 

南アフリカ原産で、日本で咲くのは6月〜7月頃。梅雨の季節に咲きますが意外にも湿気にはあまり強くありません。

 

アガパンサス

 

つるりとした長い茎は風通しよく涼やかで、軽やか。

淡い青紫の花色は気品を感じさせます。

 

 

アガパンサス花言葉:恋の訪れ

 

花のある暮らし

 

ブルーサルビア

アジサイ・アガパンサス・ラベンダー・ローズマリー・ブルーサルビア。

これらのブルー系のお花をあちらこちらで見かけるようになりました。

 

雨の日が続く毎日、梅雨の季節にはブルー系のお花がとても似合うように感じます。

青色系のお花が、カラッと晴れた青い空をイメージさせるのでしょうか。じめじめとした季節にあって、サラサラとした清涼感とさわやかな気分をくれるような気がするのです。

 

今週ご紹介するのは、ブルーサルビア。

秋頃まで次々と咲き続け、夏の間、さわやかな青が見るものにひと時の涼感を与えてくれます。

 

ブルーサルビア

 

穂状(すいじょう・・・長い軸に、枝のない花が並ぶ)に咲いた花は、ラベンダーにも似ています。

 

ブルーサルビア

 

ラベンダーとは、葉が大きく異なり、ブルーサルビアの葉が大きめでグリーンなのに対し、ラベンダーの葉は細く白っぽい色をしています。

 

ラベンダー

こちらの写真はラベンダーです。

 

 

ブルーサルビア 花言葉:尊敬

 

 

ムクゲ

ムクゲの咲く季節になりました。

この花が咲き始めると、いよいよ本格的な夏がスタートです。

真夏も咲き続け、9月ごろまで楽しめるお花です。

 

ムクゲ

 

花びらは5枚。花びらの中心から長く突き出た花柱。

花柱の先端に雌しべがあり、雌しべの下に花柱を包むようについているのが雄しべです。

 

ムクゲ

 

ムクゲと同じ「アオイ科」に属するハイビスカスや、オクラの花にもこの特徴が見られ、花のつくりがとても似ています。

 

ムクゲのお花の1輪1輪の寿命は短いのですが、次々と新しい花が咲くために、長い期間咲き続けます。

枝は直線的にまっすぐ上に伸び、この1本1本の枝に夏の間たくさんの花をつけます。

 

ムクゲ

 

花色は、白・ピンク・赤など多数ありますが、花の中心部分が濃い色をしている種類がよく見られます。

花粉の位置を虫に知らせるために強くアピールしているようです。

 

ムクゲ

 

ムクゲ 花言葉:信念

 

花のある暮らし

 

アカンサス

皆さんは日本の国花、ご存知でしょうか?

国花とは、国民に愛され国を象徴する花のことです。

 

今日はギリシャの国花、アカンサスをご紹介します。

日本ではあまり有名ではありませんね。見かけることは珍しいです。

 

 

アカンサス

花は人の背丈を超えるほどの大きさで、葉も大きく、見ごたえがあります。

 

 

 

 

花を間近にすると、若干後ずさりしてしまいそうなほど、そのサイズと存在感に圧倒されます。

堂々たる花穂は、ひとつひとつ精巧なつくりの花が規則的に並び、まるで作り物かと思わせる雰囲気をもっています。

 

アカンサス

 

花に劣らず葉もまた特に美しく、古代ギリシャでは装飾模様として建築物にデザインされていました。

 

アカンサス

 

つやつやとした濃い緑の葉。深く入った切れ込みと薄い緑の線で美しく描かれた葉脈。

葉を楽しむ観葉植物としても人気があるのです。

 

アカンサス

 

アカンサスの葉は、常緑多年草。

年間を通して緑色の葉を楽しむことができます。(寒い地域では冬に地上部の葉が枯れるものもありますが、春にまた葉を茂らせます。)

 

ちなみに、その植物が常緑か落葉か、はある程度見分けることができます。

つやつやとしていて厚めな葉は常緑、薄くて柔らかい葉は落葉。

そして、一概には言えないのですが、明るいところが好きな植物ほど、葉は厚くなる傾向にあります。

例をあげると、

常緑性の植物は、胡蝶蘭・ハイビスカス・山茶花・クリスマスローズなど

落葉性の植物は、アジサイ・桜・ハナミズキ・梅などです。

 

 

 

アカンサス

 

どこか妖艶で圧倒されるほどの存在感をもつアカンサス。

広いお庭でも、花の咲く時期は高く伸びる花穂が視線を集め、お庭のシンボル的存在になるでしょう。

 

アカンサス

 

(日本の国花:法で定められたものはありませんが、事実上桜と菊、とされています。)

 

 

 

アサンサス花言葉:美術

 

 

紫陽花(アジサイ)

梅雨といえばアジサイ。

色とりどりのアジサイが咲きそろう季節になりました。

雨が良く似合う花です。とにかく水をよく吸います。

 

アジサイ

 

 

アジサイ

 

 

 

10日ほど前だったでしょうか。真夏のような暑さが数日続いた時には、可哀そうにぐったりとしたアジサイがありました。

 

 

 

花屋ではいつも一歩先の季節の花を取り扱うため、4月ごろからアジサイの鉢植えを購入できます。

主にハウスで栽培され、お庭に咲くより早く花屋の店頭に並びます。

 

アジサイ

 

アジサイ

 

5月中旬、近所のお宅の玄関先に今が見ごろといった感じの鉢植えのアジサイが1つぽつんと置いてあるのを見つけました。

水やりついでに、日に当てているのでしょう。

 

アジサイが咲くにはまだ早い時期。今年購入されたアジサイに違いありません。

他にお花が見当たらないことから、ご自身で購入されたというより贈り物のように思えました。

 

アジサイ

 

職業柄、母の日のプレゼントだろうとピンときました。

その日はちょうど、母の日の翌週末だったからです。

毎年、母の日のプレゼントでは、アジサイはカーネーションの次に人気の高い鉢植えのお花です。

 

 

お家の新しさから察するに、若いお母さんに、小さな子供たちのお父さんが選んだプレゼントだろうなと・・・。

玄関先に置かれた1鉢のアジサイの花は、私に幸せな光景を想像させてくれました。

 

 

 

アジサイ

 

 

 

アジサイの花言葉:移り気

 

花のある暮らし

 

カルミア

カルミアはツツジ科の常緑樹(年間を通して葉をつける)。

以前ツツジの回でご紹介しましたが、ツツジ科の多くは合弁花(つながっている花びら)で、カルミアの花も同様、広げた傘を下から見たときのような、お椀型の花びらをしています。

 

カルミア

 

カルミアの雄しべは、よく見ると傘の内側にある花びらのくぼみに納まっていて、虫が花に訪れたときなど刺激を受けた時に飛び出す仕組みになっています。なんて興味深い花でしょうか。

 

この仕組みは、花粉を自分のめしべに受粉する”自家受粉(じかじゅふん)”を防ぐためのものと見られています。

 

つぼみの時の、ギザギザとした部分が、おしべの部屋にあたる部分です。

 

カルミア

くぼみに納まるおしべと、ギザギザのつぼみ。

 

自家受粉は虫や風に頼ることなく確実に子孫を残せる一方で、遺伝子の多様性に欠けていくというデメリットがあります。

対する他花受粉(たかじゅふん=別の個体の花へ受粉)は、遺伝子の種類を増やすため、環境の変化等による種の減少や絶滅などのリスクを下げられます。

 

カルミアはさらに念をいれて、雌雄異熟といっておしべとめしべの成熟期をずらし自家受粉を避けています。おしべが花粉を出す時期と、めしべの受粉可能な時期が異なるのです。

 

めしべが長く、おしべの届かない位置にあるのも、自家受粉を避けるしくみだと思われます。

 

カルミア

おしべよりだいぶ長いめしべ。

 

このように、花は美しく見えて、とても合理的なつくりをしています。

対極にあるとも思える合理性と美ですが、多くの花にとっては、種の存続のため「美」もまた欠かせない要素のひとつです。

 

私が花に魅せられるのは、花にはかなさ・せつなさを感じる反面、強い意志をもっているかのようなひたむきさを、その生き方に感じるからです。

 

 

 

花言葉:優美な女性

 

 

チェリーセージ

初夏から咲き始め、秋頃まで長く楽しめる、チェリーセージ。

 

チェリーセージ

 

チェリーセージは、バジル・ミント・ローズマリー・ラベンダー、などと同じく、シソ科に属します。

シソ科の植物は、世界中に分布しており香りのあるものが多いです。

チェリーセージはメキシコ原産。ハーブらしい、さわやかで清々しい香りがあります。

 

チェリーセージ

 

写真は、チェリーセージの「ホットリップス」という種類。

白色&鮮やかな赤色の花びら。この小さな花がちらちらとしてドレスのようにも見え、なんともかわいらしく、目を引きます。

 

チェリーセージ

 

小さくて軽やかで守ってあげたくなるような可愛らしい花ですが、この見た目の印象とは裏腹に、今から迎える真夏の厳しい暑さの中でも咲き続ける、強くたくましい花なのです。

毎年花を咲かせる宿根草で、虫にも寒さにも強く育てやすい植物です。

 

 

 

 

花言葉:燃ゆる想い

 

花のある暮らし

 

サツキ

サツキの花は、ツツジ科ツツジ属。

ツツジの一種で、サツキツツジと呼ばれていたものが、いつのまにか”サツキ”と呼ばれるようになりました。

 

開花時期や大きさなど、いくつか違いがあることから、サツキとツツジは区別して呼ばれています。

 

サツキ

 

ツツジが3月頃から咲くのに対して、サツキの花が咲くのは5月、ちょうど今頃です。

 

サツキ

 

皐月(5月)の頃に咲くことから、サツキと名付けられました。

ツツジは春の花、サツキは夏の花、なのです。

 

ツツジとのもう一つの違いは、花や葉の大きさです。

サツキはツツジより、花も葉も小さめです。

 

また、ツツジの葉が産毛に覆われたように見えるのに対し、サツキの葉は光沢がありツヤっとしています。

 

サツキ

サツキの葉。小さくて艶があります。

 

ツツジ

ツツジの葉。少し大きく、触るとざらっとしています。

 

 

 

 

 

葉

 

左側にある小さくて青々としている葉がサツキ。

右側の大きめの若干白っぽい葉がツツジ。

比べてみると結構違います。

 

一見よく似たサツキとツツジですが、ポイントを抑えてみれば、意外と見分けることができます。

 

 

 

 

花言葉:節制

 

 

トチノキ

冬の間完全に葉を落としていた「トチノキ」

冬から春にかけて数ヶ月の間にみるみるうちに葉を茂らせます。じっと我慢して貯めてきた力を一気に爆発させるかのようで、驚くようなスピードです。

 

トチノキ

 

外で過ごすには丁度良い気温、私たちにとっても快適な今の季節、トチノキも大好きな季節なのです。

今、わさわさと葉を茂らせ、立派な花を咲かせています。

 

トチノキ

 

花の先は太陽に向けられ、手のひらのかたちの葉もまた、太陽の光を集めるようにその指先を大きく広げています。

 

手のひら型の葉は、掌状複葉(しょうじょうふくよう)といって、一箇所から出る複数の小葉が1枚の葉を構成しています。

この葉かたちの利点は、同じ面積の1枚の葉に比べると、

葉にかかる風圧を分散できること、熱を逃がしやすいこと、1枚が小さいため葉を展開するのにエネルギーが少なくて済むことなどが挙げられます。

 

トチノキ

 

トチノキの葉が驚くほどのスピードで葉を茂らすことができるのは、この効率的な葉のかたちが大きく関係しているようです。

 

葉を落とす季節には、この1枚の葉(手のひらのかたちのセット)ごと落葉します。

葉を落とすのにも、エネルギーが少なくて済むのでしょう。

 

トチノキは花姿は個性的、花・葉はそれぞれ大きく樹形はゆったりと雄大で、包み込むような優しさを感じる、とても魅力的な植物です。

 

トチノキ

 

 

 

 

トチノキ 花言葉:贅沢

 

 

 

花のある暮らし